第19回日本ロービジョン学会学術総会・第10回医療が関わる視覚障害就労支援セミナー

平成30年6月15日(金)~16日(土)第19回日本ロービジョン学会学術総会
平成30年6月17日(日)医療が関わる視覚障害者就労支援セミナー
が大雪クリスタルホールで開催され、tateishiとハナちゃんと家族で参加しました。
※下に大雪クリスタルホール入り口外に飾られた第19回日本ロービジョン学会学術総会の看板の写真1枚を掲載していま
す。


会場に9時半前に着きましたがすでに多くの人でにぎわっていました。
会場内に会場誘導係として旭川医大視能訓練士さん達や北海道盲導犬協会佐々木歩行訓練士、札幌視覚障害者福祉協会小宮歩行訓練士がおられ、視覚障がい当事者から見つかりやすいように鮮やかな黄色の服を着て、声掛けをしながら会場誘導をしていました。
会場に札幌のロービジョンケア北海道メンバー、北海道盲導犬協会職員、札幌視覚支援学校職員、函館の視力障害者センター職員、旭川のロービジョンケア旭川メンバー、帯広のロービジョンケア十勝のメンバーなどが来られていて挨拶したりしました。
会場ラウンジでは様々な機器が展示され、業者の方が機器のそばにそれぞれおられ詳しく説明してくれたりしていました。
僕も文字を写すと読み上げてくれる拡大読書器や暗いところでも色や物が明るいところで見たようにわかる眼鏡、自動で本をめくって写真をとり拡大して観る事の出来る読書器、ポータブル点字ブロックなどの機器の説明をきいたり、体験したりしました。
中でも凄かったのはAI視覚支援装置オーカムマイアイ2.0です。
眼鏡のつるに指1本分くらいの小型で物凄く軽量な装置を付け、文章の書いてある紙をみて指で指すとその部分を読み上げてくれたり、写真登録した人が目の前にくると名前を教えてくれたりしました。
海外では60万円くらいで販売されているとの事でしたが日本での価格は未定との事で、9月より予約販売をしていく予定で旭川では富士眼鏡イオン旭川駅前店で取り扱う予定との事でした。

また会場では全国で活躍している様々な講師の方の方の講演やシンポジウムがあり、2日間通して沢山聴くことが出来ました。
中でも印象に残っているのは1つは15日に行われたシンポジウム視覚障害者のホームでの転落事故を防ぐです。
その中で同行援護や駅員に手引きを頼んで利用すると事故が少ない事、また訓練施設で歩行訓練を受けた方が事故が少ない事、その為には医療機関と福祉機関が連携する事が重要である事、ホームを単独で歩く時は緊張感を持って急がず白杖や盲導犬から伝わってくる情報からきちんと確認し、思い込みで行動しない事、点字ブロックや緊急停止装置、転落防止柵の今後の整備予定、課題などを学び考える事が出来ました。
もう1つは15日に行われた特別講演遠隔医療です。
旭川医大の取り組みが紹介され、遠隔医療の仕組み、国内外で遠隔医療が果たす役割が大きい事がわかりました。
後1つは16日に行われたワークショップ徹底討論・ロービジョン連携推進プロジェクトです。
医療と福祉を迅速に連携させる為のツールのスマートサイトを各都道府県でそれぞれ工夫しながら作ろうとしている現状を知ったのと、医療機関と専門機関が患者さんの状況を、それぞれの機関でどんな支援をしていて課題が何なのか情報を共有し連携し、患者さんに関わる重要性を知る事が出来ました。
また15日夜には懇親会が開かれハナちゃんと参加しましたが、沢山の方が参加されていました。
懇親会の後、札幌、岐阜、旭川からの参加者8名で場所を移し、飲食しながら親睦を深めました。
特に岐阜で歩行訓練士をされている方と岐阜の事など色々教えて貰って凄く楽しかったです。

17日の就労支援セミナーでは、講演視覚障害者の職業能力開発についてで国立職業リハビリテーションセンターでの職業訓練や支援の現状について知る事が出来、全国各地から参加されていた参加者やタートルの会の方と意見交換があり、医療、教育、相談支援機関、訓練機関がつながり、関係を築きながら連携していく事、そのために北海道ではロービジョンケアサロンがいくつか出来て活動していて、そういうサロンを増やしていく事とそのサロンにに当事者だけではなく色々な支援者も参加して貰ってつながりを作ってもらう事が大切だという意見が出ていてその通りだと思いました。
3日間色々な事を学び考えたので、今後の生活や活動に生かしていきたいと思いました。

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