心のバリアフリー実践的調査研究の旅

Miyakawa&シルクである。
6月24日、小雨混じりの旭川空港に白杖をついた1人の女性が降り立った。
誰であろう?
そうです。私の妻が、旭川に来たのである。
目的は、プチ新婚旅行。道内版の旅である。

まずは、旭川盲人福祉協会の施設見学旅行に便乗させてもらい、白老町のアイヌ民族象徴空間ウポポイへの日帰りバスツアー。
片道3時間以上の強行スケジュールであったが、当初は4時間かかると聞いていたので、意外に早く着きました。やはり民間バス会社と福祉バスの違いを実感しました。

さて肝心のウポポイですが、一昨年オープンしたのですが、コロナの直撃を受けて苦戦をしていたようだが、この日は天候に恵まれて、

まずまずの賑わいだったようだ。視覚障害者的観点からいうと、まず、ホームページの内容はまあまあ分かりやすかったのであるが

入場券や整理券を購入する段階で、何度やっても購入出来ず。問い合わせ先電話番号も探すのに一苦労したので、改善の余地がありました。
電話でやっと打ち合わせができるようになってからは、点字パンフレットを送ってくれたり、特別に手で触れられる展示品を用意してくれたり

学芸員が展示品を開設してくれたりと、ソフトの部分でも充実したものになりました。

 

続いて出掛けたのが、2泊3日の道東の旅。
この旅は、盲導犬ボランティアさんの協力で実現したのでした。
まずは、札幌を朝6時に出発して貰い、旭川で我々をピックアップして貰い、旭川ー紋別高企画道路を走り抜け、一気に清里町へ。
目的はサクラマスの滝登り。あいにくの雨で、標識が小さく、迷いそうになりながらも、駐車場に到着。今が最盛期のはずが

車が1台もいない。一抹の不安をかかえながら、車から降りると雨で泥だらけ。でも滝に近づくにつれて、ゴォーっとものすごい爆音

期待に胸を弾ませて、滝に再接近。いました、いました。全力で滝を登るサクラマスが!一度では登れず、何度目かのチャレンジで

登るのかわかりませんが、力強さに感動しました。

 

滝登りを見た後は、阿寒湖畔のホテルで宿泊。
夜はバイキング料理ですが、私達だけでは、料理を持ってこれないところでしたが、一緒に行ったボランティア親子のおかげで

とても美味しい料理をいただくことができました。翌日は、厚岸の牡蠣を食べに道の駅コンキリエへGO。
そこでは、生ガキ、磯焼き、蒸し焼き、カキフライ、ちゃんちゃん焼き、牡蠣飯とまさに牡蠣づくしで満足。

それと、厚岸に出来たウイスキー醸造所の幻のウイスキーが飲めて大満足
阿寒のホテルの帰り道、標茶町に立ち寄りました。そこにはサクラマスの滝登りと同じくらい行きたい場所があったのです。
そこには、「ぽけっと」という名の喫茶店があり、あるラジオ番組では非常に有名で全国からその店にきて、お店のママさんの

マミさんに会いに来るのです。実は、私達夫婦もお互いその番組を聴いていて、その番組の話題で盛り上がり、交際のきっかけになったのも

事実です。実際にママさんに会うと、番組に寄せるメールから伝わる人柄の良さがにじみでるような方で、これまた大満足でした。

ホテルに戻り1人で大浴場に入る事にチャレンジしてみました。目が悪くなって危ないからと入浴を拒否されることが多いのですが

このホテルは問題なく入れてもらえました。白杖を持って入浴すると、他のお客さんが気を遣ってくれて、快適に入浴することができました。

大手リゾートホテルというのは、マニュアルがあり、サービスも均一しているのでそれなりに満足できるものであるが、大満足といかないのが

大手リゾートホテルの欠点かもしれない。3日目は、帰路の旅で、阿寒湖を眺めながら、雌阿寒岳を望み、足寄インターから、道東道を通って

富良野で、北の国からのロケでも使われた、くまげらで昼食をとり、中富良野の早咲きのラベンダーで薄紫色になり、車窓から美瑛の丘を眺めながら、旭川へと帰って来ました。

今回の道東の旅は、知人も一緒で車の移動で、リゾートチェーンホテルだったので、ハプニングも起きず

快適な旅でした。次回道北編は2人と1匹の珍道中なので乞うご期待ください。

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