冬道走破テクニック

ブログでもちまちまとご紹介しましたが、軽くまとめてみました。
冬道の介助・援助、ウィリー(キャストアップ)のコツ―


 1.車からの乗り降り―自家用車からの乗り降りの場合、路面がアイスバーンだったりで滑る時は車椅子を抑えながらの乗り移りが必要になります。
車道の場合抑えていないと車と接触して事故につながる恐れがあります!路面状況への注意が必要です。
その時一人で介助するとなると大変です。この対策はまた今度検証してからご紹介したいと思います。
 2.雪道の走破テク!―しっかり圧雪された道ではほぼ一人で移動が可能ですが、新雪やシャーベット状態の雪道になると前輪、キャスターが埋もれて移動が出来なくなったり、走行中に急停止して転倒、転落の恐れがあります。
それを防止するためにはウィリー(キャストアップ)をしながらの走行、前方のフレーム(キャスターの上あたり)をつかんで引っ張りながらの走行。の2通りを推奨させていただきます。
後者のフレームをつかみ引っ張る時は二人以上で介助している時のみがいいかと思われます。
片側だけ引っ張ると斜めに走行することになって介助される方の安心感が失われますと共に、フレームの歪みが発生してしまうのでなるべく一人での介助は避けましょう。
 3.ウィリー(キャストアップ)のコツ―俗に言うティッピングレバーを踏むのが一番楽な方法だと思われます。
自走可能な車椅子当事者が乗るスポーツタイプのような物になりますと、グリップが短かったり・低かったり、ティッピングレバーがなかったりと言う事があります。
そうした場合には、グリップを真下に押し込んで手の力だけでウィリーさせるしかありません。
腰などに力が入る車椅子の方であればウィリーの際に体重移動でウィリーをしやすくしてくれます。
ある時は自らウィリーして段差にキャスターを乗せて、あとは持ち上げて押してくれと言うような事も。
とまぁこのような感じです。
今回はこのへんで…そのうち総集編を写真付きでお送りできるかと思います。
いつかDVD化も出来たらいいな♪作成の際はご協力よろしく(>人<;)オネガイシマス

コメント

  1. 五十嵐@紅蓮 より:

    前回っていつか忘れたけど、歩道で前かがみに転んだときに、
    自分はうまく着地できるのだが、車椅子だけ後方にふっとばされました!
    これは誰か友達が一緒にいたら車椅子を取ってきてくれるのだが、一人だと、どうやって取りに行くのだろうか?笑
    その辺に歩いている人に、「すいませーん 車椅子を取ってください~」というのを想像すると顔が赤くなりそう・・
    もしくは、誰かが転ぶところの一部始終をみてたと考えて、「大丈夫ですか?」と車椅子を押してこっちに来てくれるのも、はずかしい!
    これは、普通の人が凍りで滑った際に、靴を飛ばして誰かが拾ってくれる恥ずかしさと同じです。
    車椅子でも、健常者と恥ずかしい部分が同じなわけですよ。
    だからといって、車椅子アスリートだから
    ある程度何をやってもは大丈夫だ。
    車椅子だけど、健常者並みに元気だ!
    という考えは間違っていることもあります。
    その人の障害を理解していないのに、無理をいうと・・涙がでてしまいますので・・・
    本当はやりたいのに、自分の体を壊したくないからやらないという自分のような人も中にはたくさんいるということです。
    よろしくお願いします。

  2. Glen より:

    中村君
    貴重な資料有り難うございます。今後も期待しております。御当地の人間でもわからないことや、コツをつかむのに時間がかかっていますから、内地(いやー古い)から来る人はもっとわからないでしょうね。健常者が歩くのもやっとという人も多いはずです。札幌の雪祭りでは転倒骨折が多くて、救急車が走り回りますから。

  3. 中村@紅蓮 より:

    期待に副えるよう精進いたしやす。
    内地の人がどこまで知っているか、どこまで知らないか、もうちょっと情報収集がしやすいとありがたいと思います。
    知ってる事を研究しても無駄とは言いませんが、知らない情報を集めるのを優先したいところで。
    札幌のアイスバーンはやっぱり転倒も車両事故も多いんですかね…車では行きたくないです(((((-_-;)

  4. Glen より:

    札幌は最近、青氷の歩道が無くなり、その代わり、乾燥した糠(たくあんを漬けるやつ、わかんないかな?)のようなぱさぱさした灰色の雪になっていて、歩き難いのなんの。なんでも融雪剤を撒くかららしい。あれは氷よりも車椅子には難敵です。旭川では撒かないで欲しいところです。

  5. […] 雪道テクニック カテゴリー: 活動報告 — igarashi 11:01 AM  コメント (0) トラックバック […]